マイルドクレンジングオイルの全成分表示

ファンケルのマイルドクレンジングオイルの全成分

全成分表示とは、化粧品に配合されている全ての成分を外箱や容器などに表示することです。

万が一、肌トラブルが起きてしまった場合にも、皮膚専門医がその原因を判定しやすく、適切な対応ができるようになります。


お客様が化粧品を購入される際にも、ご自分の志向に合った商品を選んだり、逆に体質に合わない成分が配合されている商品を避けたりするのにお役立ていただけます。

マイルドクレンジングオイルの全成分は18種類あります。

 このサイトでご案内する私は安全性の高いコスメと思いますが、以下に成分名とその特性を記してあります。安全性や刺激度などについては化粧品成分オンラインやCosmetic-Info.jpをご参考いただきご自分でご判断ください。

 

〇エチルヘキサン酸セチル

安全性・安定性ともに優れており、油ぎらないさらりとした感触で伸びが良いため感触改善のために様々なオイル成分と組み合わせて処方されています。

スキンケア製品の場合はエモリエント剤として乳液やクリームを中心に配合されますが、汎用性の高い液体オイルなのでヘアケア製品にもよく使用されます。

*「エモリエント剤」とは、肌の成分が蒸発しないようガードし肌を柔らかくする油溶性成分です

 

〇ジイソノナン酸BG

分岐ノナン酸とブチレングリコール(BG(*))とのエステル エモリエント剤、閉塞剤、非水系増粘剤

*「閉塞剤」とは皮膚にフタをする役の油分や合成ポリマーを言います

 

〇ジイソステアリン酸ポリグリセリル-10

天然由来の脂肪酸のステアリンとポリグリセリン-10の非イオン性界面活性剤です。乳化剤として食品にも使用されている比較的安全性の高い成分で、化粧品では乳化剤や分散剤として使用されています。潤いを保つ働きもあります。

 

〇ヘキサカプリル酸ポリグリセリル-20

合成界面活性剤、洗浄剤。無添加化粧品、自然化粧品に多く使われている合成成分です

 

〇(カプリル酸/カプリン酸)カプリリル

無色透明の液体でわずかなにおいのあるグリセリンと同等の保湿力を有する保湿剤です。アルカンジオールの一種で抗菌性に優れている多価アルコールです。同濃度のメチルパラベンと比較して皮膚刺激性が低く、防腐剤を使わない化粧品に使用されたり、防腐剤の濃度を減らしたい化粧品に組み合わせて使用されています。

 

〇オクタイソノナン酸ポリグリセリル-20

合成界面活性剤、洗浄剤

 

〇ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン

滑らかでサラサラした感触の泡立ちを抑える働きに優れたシリコーン油です。スキンケア製品やヘアケア製品のコンディショニング剤として広く使用されています

 

〇グリセリン

天然油脂類をアルカリでケン化した時に石けん素地とともにできる無色でやや粘性のある液体ですが、現在は化学合成でつくられることも増えてきている最も古くから使われてきた代表的な保湿剤です。吸湿性が高いことから保湿効果を目的として化粧水からクリームまで多くの化粧品に配合されています。

 

〇ジカプリリルエーテル

エモリエント剤、油剤

 

〇ジメチコン

最も代表的なシリコーン油で、オイルに溶けにくい性質をもった無臭・無色透明の液体です。厳密にいうと、ジメチコンと表示される成分にはデカメチルテトラシロキサンとメチルポリシロキサンがあります。撥水性や潤滑性に優れており、ベタツキ感が少なく、薄く均一の皮膜を形成し、なめらかな感触を肌や髪に与えます。ネットの記事の中には皮膚呼吸を阻害する危険性があると書かれているものもありますが、ジメチコンはストッキングのように網目状になっており、皮膚呼吸を阻害しないことが明らかになっています。ジメチコンといえば、リンスやコンディショナーなどのヘアケア製品成分として有名だと思いますが、化粧品にもよく配合されています。化粧品に配合される場合は、乳化物をつくるときに気泡を取り除く消泡剤の役割や油分のベタツキ感を抑えて軽いなめらかな使用感を与えることから質感(テクスチャ)の調整剤に使われたり、撥水性が強いことから耐水性の高い被膜をつくるために配合されます。

 

〇(ベヘン酸/エイコサン二酸)グリセリル

油剤の増粘剤。ベヘン酸、エイコサン二酸とグリセリンからなるオリゴマーエステル。 白色〜淡黄色のロウ状固体。65℃程度で溶融することができ、溶解時のハンドリング性に優れる。きわめて広範囲な油剤に対してゲル化能を発現する。チキソトロピー性を有するなめらかなゲルが得られる(油剤によりその性状は異なる)。 増粘剤、W/Oの乳化安定剤として使用することができる

 

〇メドウフォーム油

リムナンテス科植物メドウフォームの種子から得られ、不飽和脂肪酸を95%以上有している淡黄色で透明の液体オイルです。メドウフォーム油の脂肪酸組成は、•エイコセン酸(不飽和脂肪酸類):52~77%•エルカ酸(不飽和脂肪酸類):8~29%•ドコサジエン酸(不飽和脂肪酸類):7~20%となっており(文献1:2011)、不飽和脂肪酸のエイコセン酸を主成分とするトリグリセリドでしっとり滑らかでさっぱりした感触を皮膚に与えます。メドウフォーム油は浸透力はあまりなく、保水性の膜を皮膚上に形成し皮膚の水分蒸発を防ぐエモリエント効果に優れていますが、化粧品に配合される場合は保湿目的というよりは化粧品自体のテクスチャ(質感)にコクやリッチな感触を与える目的で乳液やクリームに配合されることが多いです。

 

〇ジグリセリン

ジグリセリンは、2個のグリセリンを脱水縮合で結合させた無色透明で粘性のある液体です。においはほとんどなく、少量のグリセリンやポリグリセリンを含んでいます。グリセリンとの違いは、グリセリンがベタつきやすい使用感なのに比べてジグリセリンはサラッとしたベタつきのない使用感を得られるという部分で、保湿効果があるところやしっとり感に優れているところはグリセリンと同じです。化粧品の場合、サラッとしていて保湿効果が高いことから化粧水や乳液などによく配合されています。

 

〇ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル

植物由来原料のみを使用してつくられた純植物性のペースト状エステル基剤(油性成分)です。特徴としては、ヘアケア、スキンケア製品にしっとりとしたエモリエント効果を付加•ツヤ向上効果に優れているおり、皮膚上でののびも良いためメイクアップ製品に広く配合される•顔料の分散性が良いため、ファンデーション、アイメイク、口紅などの色ムラを防止•結晶を微細化することができるため、口紅などの強度を向上させる•肌への密着性に優れているため、下地クリームなどに利用可能•クリームなどでツヤを向上したり、結晶性成分の再結晶化を防止•抱水性が高く、乳化を安定化するため、界面活性剤を減らして製品の安全性を向上することが可能となっており、抱水性に関しては抱水力に優れているラノリンと同等であることが明らかになっています。

 

〇PEG/PPG/ポリブチレングリコール-8/5/3グリセリン

水溶性保湿油、皮膚潤滑油剤。溶剤.コンセプトは”水性”保湿油。オリーブ油といった油脂や、スクワレンあるいはワセリンといった炭化水素は「保湿油」と呼ばれ、保湿効果を持つ油性基剤であることが知られております。(1)高い保湿効果を示します。(2)高配合しても使用感を損ないません(べたつき感がありません)。(3)水溶性でありアルコールなどの溶剤、および油脂、エステル油などの極性油とも相溶性があります。(4)常温液体で、凝固点が低いため、製剤の低温安定性を損ないません。(5)高い安全性および経時安定性を示します。

 

〇ダイズ油

マメ科植物ダイズの種子より得られる淡黄色の油脂です。ダイズ油の脂肪酸組成は、•リノール酸(不飽和脂肪酸類):53.5%•オレイン酸(不飽和脂肪酸類):23.5%•パルミチン酸(飽和脂肪酸類):10.4%•リノレン酸(不飽和脂肪酸類):8.3%•ステアリン酸(飽和脂肪酸類):4.0%となっており、ヨウ素価は123~142となっています(文献1:2016)。オリーブ果実油と同じように、皮膚コンディショニング効果やエモリエント効果がありますが、リノール酸およびオレイン酸が主なので酸化しやすく、酸化安定性ではオリーブ果実油に劣ります。化粧品に配合される場合は、エモリエント剤として各種クリームや基剤としてサンオイル、マッサージオイル、ヘアオイル、メイクアップ化粧品、ネイル製品などに幅広く使用されます。

 

〇ステアリン酸イヌリン

ステアリン酸と多糖類のイヌリンから得られる高分子で、液状油をゲル化、増粘させることができます。顔料分散や乳化安定、感触改良の目的で使用されています

 

〇トコフェロール

トコフェロールは、ビタミンEのことでやや粘性のある黄色~黄褐色の液体です。水にはほとんど溶けず、アルコールやオイルによく溶ける性質をもっており、抗酸化作用と皮膚の血液循環作用に優れていることから、肌の酸化(肌荒れや乾燥肌)を防ぐエイジングケア化粧品の成分として配合されたり、肌の血色をよくしてくすみを改善する化粧品などに配合されることが増えていますが、その抗酸化作用から化粧品成分の酸化防止剤としても配合されます。